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「地域完結型医療」は「医療クラウド」

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大塚耕平 氏 

元厚生労働副大臣。早大卒後、日本銀行を経て2001年から参議院議員。日銀在職中に早大院博士課程修了(学術博士、専門はマクロ経済学)。内閣府副大臣(金融、郵政改革、規制改革等担当)等歴任。54歳。


 分散するコンピューターをネットワークで繋ぎ、あたかもひとつのシステムのように活用することを意味する「クラウド」。数年前から普及している用語ですが、医療でも同じようなことが求められています。それが「地域完結型医療」「地域包括ケアシステム」です。
 高度急性期を担う基幹病院、急性期・亜急性期・慢性期を担う中間病院、かかりつけ医として日常医療や在宅医療を担う診療所。機械的な機能分けはできませんが、それぞれの病院や診療所が自らの役割を明確にし、地域全体で連携する「医療クラウド」。
 とりわけ、本格的な高齢化社会を迎え、一段と重要性を増す在宅医療・在宅介護。患者や高齢者を病院から在宅へと導く「地域包括ケア病棟」を設営する中間病院の本格的登場が期待されています。
 「連携・協力」がキーワード。医科歯科・病病・病診・病介・病リハ・医行(医療と行政)など、多層的で輻輳(ふくそう)した「連携・協力」を地域単位で構築していくこと。それが、「地域完結型医療」「地域包括ケアシステム」、つまり「医療クラウド」です。
 もちろん、患者側の理解と協力も不可欠。地域社会全体で「連携・協力」し、高齢化社会を乗り切らなくてはなりません。

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