1,109 views

editor-main

生活の場でも医療を受けられる社会へと転換。次なる課題は医療職の育成か。

 私たちの国では、地域社会の新しい仕組みづくりが始まっている。そのなかの医療について、三浦部長は、「これからは、病院という非日常空間で治療を受ける社会から、日常空間、すなわち生活の場でも治療を受けられる社会へと転換する必要があります」と指摘する。
 社会のあり方、医療のあり方が変わろうとするとき、次の課題として考えなければならないのは、そこで必要とされる医療職を、どう育てていくかということである。治す機能、支える機能、さらには、地域包括ケアシステムのすべてを結びつけた視野を持ち、それぞれに必要とする医療能力を持った医療職の育成である。現状、医師や看護師をはじめ、さまざまな医療職を育てる仕組みは、従来のまま変わってはいない。もちろん、各専門的な教育は、大学、短大、専門学校といった高等教育機関でなされる。だが、そうした基礎づくりを修了し、その土台の上に、臨床での学びや経験を蓄積するときには、地域のなかのさまざまなニーズのなかで培う。すなわち、地域全体で育てる。そうした新しい仕組みが必要ではないだろうか。ではその緒はどこにあるのか。次号LINKED18号ではそれを考えていきたい。
 なお、上記で示した識者の声だが、実はもう一点あった。「7対1という手厚い看護配置をしている急性期病床が減らされる」という表記である。これについては、医療界でもさまざまな受け止め方があり、今後の動向がより明確になった段階で、精査・検証し、説明をしたい。

 


1,109 views