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新たな試みを加速させるためのバックアップ強化と、
それを支持する生活者の覚悟。

 今日の地域医療は、社会構造の変化、また、医療費の削減を前提に、さまざまな改革の真っ只中にある。そこでは、病院も在宅医療現場も、従来とは異なる視点を持ち、双方から歩み寄っていくことが大切となる。そうでなければ、今後の地域医療は成り立たない。
 そのためにも、左記で挙げた3つに代表されるような新しいアプローチに対して、制度的、資金的に応援する仕組みが必要であろう。例えば、厚生労働省は医療・介護サービスの提供体制改革を推進するために、新たな財政支援制度として、各都道府県に地域医療介護総合確保基金を創設した。こうした財源を、病院からの在宅療養支援の取り組みに積極的に使っていくべきであり、病院側も、もっと利用すべきではないだろうか。
 私たち生活者にも求められることがある。今後は病気やケガをしても、これまでのように、病院だけに頼ることはできない。ここに紹介したように、地域医療構想、地域包括ケアシステムのなかで、在宅療養を基本にした医療・介護サービスが提供される。私たちはそのことをきちんと理解し、TPOを守り、適切に病院を利用することが大切である。その賢明な行動は、地域医療改革に立ち向かう病院を応援することになる。さらに言えば、地域の病院群が連携して取り組む「ずっと安心」の地域医療体制づくりを後押しすることに繋がっているのだから。

 


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