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<ずっと安心>を見つめ、
Patient Firstを貫く。

 

 

大同病院


地域住民の期待に応え、
ダイナミックな
成長軌道を描く。

main

最新の医療機器や施設の拡充、人材の補強を進め、質の高い救急・急性期医療を追求する、
社会医療法人宏潤会 大同病院。
常に患者のために最善を尽くすという、患者第一の思想を貫き、
地域住民が必要とする医療の提供に全力を注いでいる。

 

 

 

 

 

地域に必要不可欠な急性期病院として
24時間365日の救急医療や、最新のがん医療を提供。

006-外観北西面 名古屋市南区に、威風堂々とした佇まいを見せる大同病院。10年以上にわたり進めてきた増築工事も一通り完了し、新しい病院の歴史を刻んでいる。同院はもともと、得意とする小児科をはじめ、内科系・外科系にわたって幅広い診療科を掲げる地域の中核病院である。その病院機能を一層強化するために、ここ数年来、病棟の建替えや最新医療機器の導入、人材の補強に力を注ぎ、各分野において質の高い急性期医療を提供する体制を整備してきた。
 その一つが、二次救急(中等症患者に対応)を担う救急センターの強化である。同院では「断らない救急」を合い言葉に、各診療科の当番医師が緊急時に対応する待機体制を敷き、小児救急を含めた救急医療に力を注いできた。その結果、救急搬送件数は年々増加し、平成27年度には年間5000件超を達成。さらに、平成28年4月より経験豊富な救急科専門医を招聘し、救急科と全科の連携体制を確立。中等症患者に加え、虚血性心疾患、脳血管障害など、より重症度の高い患者にも対応できる体制を整えた。
1130大同病院_2¥IMG_5132 救急医療と並んで、病院を挙げて力を入れているのが、がん医療である。年々増える、がん患者に対応するために、内科と外科が緻密に連携。消化器系がん、肺がん、乳がん、泌尿器領域がんなどに対し、最新の知見に基づく手術療法と化学療法を実践している。このうち、手術療法では体に負担の少ない腹腔鏡手術、胸腔鏡手術を取り入れるとともに、内視鏡によるがん切除術も積極的に行っている。化学療法では外来化学療法センターをクリニックより移転新設し、ベッド数も増床。主治医と専任看護師、薬剤師からなるチーム・アプローチで、安全で質の高い抗がん剤治療を提供している。さらに、平成28年より放射線治療棟が本格稼動。最新鋭の高精度放射線治療装置を導入し、照射が難しい症例にも正確で安全な放射線治療を実践。従来の手術療法、化学療法に、最新鋭の放射線療法を組み合わせ、がんに対する集学的治療を提供できる体制を実現した。このほか、がんを早期発見・診断するために、最新のCT装置(320列)をはじめ、画像診断機能の強化にも力を注ぐ。将来的には地域のがん診療の拠点病院となることをめざし、同院は果敢なチャレンジを展開している。

ボックス(知ろう)1

 

 

<患者第一>の思想を職員全員が共有し、
地域住民の<ずっと安心>を実現していく。

 1130大同病院_2¥0A8A7778 ダイナミックな成長を遂げる大同病院だが、これは一朝一夕にできたものではない。これまでの長い歴史のなかで、医師不足や救急の弱体化など幾多の困難を乗り越え、立ち上がってきたのだ。その病院改革の端緒となったものは何だろうか。社会医療法人宏潤会・理事長の吉川公章に話を聞いた。「かつて病院存立の危機に陥ったとき、私たちが見つめたのは<ペイシェント・ファースト(患者第一)=医療は患者さんのためにあるもの>という医療の原点でした。そこから、地域住民が必要とする医療は何かという点をとことん議論し、出した答えが、『いざというときに頼れる救急医療が必要。その救急をきちんと行うためにも、急性期医療機能を強化する』という方針だったのです」。患者第一という原点に立ち返ったからこそ、今の大同病院がある。<患者のために>という思いを職員全員が共有することで、同院は地域の人々にとって最良の病院づくりをひたすら追求してきたのである。
 1130大同病院_1¥IMG_4997そして今、同院は、地域に目を向け、そこで暮らす<患者のために>、自分たちは何ができるか、という課題と向き合う。なぜなら、超高齢社会を迎え、医療の中心が病院から在宅へと移り、在宅療養する患者が圧倒的に増えてきたからだ。その時代の変化を見つめ、同院は新しい動きを開始した。例えば、医療と福祉の支援サービスの窓口を一本化した、患者サポートセンター(詳細はコラム参照)を開設。患者をスムーズに生活の場に帰し、在宅療養へと繋ぐ仕組みづくりに着手している。今後は、同じ法人内の在宅療養支援機能はもちろん、地域の診療所や介護施設との連携をより一層深め、在宅医療・介護支援に積極的に関わっていく計画も持つ。変わりゆく地域医療のなかで、同院はこれからもペイシェント・ファーストを軸に、自分たちの役割を全うしていく構えだ。

ボックス(知ろう)2

 

column

コラム

●大同病院では、入院中や在宅療養中のさまざまな相談に応える<患者サポートセンター>を、東玄関を入ってすぐの所に開設している。従来、相談業務はMSW(医療ソーシャルワーカー)が中心に担ってきたが、平成28年10月より退院支援看護師を同センターに配属。医療・生活の両面から、また、福祉的な制度利用も含め、きめ細かく相談に応えられるようになった。

●この患者サポートセンターで力を入れているのが、PFM(ペイシェント・フロー・マネージメント)である。これは、入院前から退院後まで、患者を支え続ける仕組みとして、近年、医療界で注目されているもの。入院前から対象患者をスクリーニング(選別)し、その患者の病状や生活状況などに応じて、適切な病床の提供から退院支援までを、一貫して支援するシステムである。大同病院では、同センターを中心に、今後PFMの取り組みに力を注ぎ、患者の<ずっと安心>を支えていこうとしている。

 

backstage

バックステージ

組織づくりにおける
理念の大切さ。


●15年前は病院存続の危機にあった大同病院。今では、小児から高齢者まで幅広い患者を万全の体制で受け入れ、地域が必要とする救急医療・急性期医療を確実に提供する病院に生まれ変わった。その根底にあったのは、<ペイシェント・ファースト>という揺るぎない思想である。

●15年前、同院は、病院のアイデンティティ(なぜ我々が存在するのか、という存在意義)を模索していた。そこで得られた答えが、<ペイシェント・ファースト>であり、その患者第一の思想を貫き通したからこそ、今の大同病院が存在するのである。そして、この理念は、これからの大同病院をつくる骨格になる。

●組織が大きく発展する上で、最も大事なものは、全職員の心を集結し、その力のベクトル(方向性)を一つにまとめることのできる理念である。今回の取材を通じて、理念の重要さを改めて実感した。

 


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