私たちは忘れない、3.11を。

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5年目の「3.11」に思う。

プロジェクトリンクト事務局
編集責任者 黒江  仁

この国に5年の歳月が過ぎました。
ここまでの一日一日が、被災地の方々にとってどれほど重いものであったか、
想像に難くありません。
そして、これからも、その重い歩みが続いて行くことに、
2011年3月11日、わが国を襲った衝撃の大きさを思い知ります。

震災後、LINKEDは、三度、最も被害が大きかった地域の一つに向かいました。
現地のどこに目を向けても、震災が残した惨憺たる爪痕に、言葉を失い…。
その一方で、災害時における医療人の凄みに、強い感銘を受けました。
ある基幹病院の看護部長は、ご主人が震災でお亡くなりになっているにも関わらず、
それをおくびにも出さず、混乱する院内外の救護活動に力を注いでいる。
ある民間病院の院長は、公的な支援が一切ないなか、職員とともに、
どうすれば地域の人々の拠り所としての責任が果たせるか、奔走し続けている。
そうした、一人ひとりの医療人の「人と命と生活」へのピュアな思いと一所懸命さが、
この国の医療の根幹に息づいていることに、LINKEDは思いを熱くしました。

私たちに出来ることは何か? 一所懸命考えました。
考える過程で、東海三県の災害拠点病院の院長の声も聞き、
そこに一つの共通項があることを知ったのです。
「病院同士が協力することが必要。
そのためには、病院同士、顔の見える関係を作らなくてはいけない」。

LINKEDは、
当初から医療、病院と地域の人々を「繋ぐ」ことを、目的としてスタートしました。
医療、病院を、地域の人々と繋ぐことです。
しかし、震災の地で見た現実、そして、医療人の思いを前にしたとき、
LINKEDひとりが繋いでいるのでは足らない。
「繋ぐ」ことそのものを、「活動」に広め、高めたい―−。
そのときから、LINKEDは、「PROJECT LINKED」と自らを名乗りました。
医療を、病院を、医療人を孤立させず、ともに、地域と繋がっていく。
「あたかも地域が一つの病院のように」機能する。
そのためのプロジェクトをめざしたのです。

5年目の「3.11」、私たちは思いを新たにします。

 


 

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