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明日への挑戦者 / 名古屋医専 小島奈美さんの場合

名古屋駅前の一風変わった円錐形のビル。といえば多くの人が思いつくであろう。
ビルに入ると、教室や図書室はもちろん、扉や机にさえも、
学生がいかに勉強できるかを、第一に考えた同校の姿勢がうかがえる。
この環境を生かし、大きな可能性を手に入れた一人の女性がいる。

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Episode 01 /

就職難の現代に、希望通りの就職をかなえた女性。

5007-1.jpg 小島奈美さん、24歳。周囲の人までも、つられて明るくなりそうな笑顔の持ち主だ。実は彼女、つい最近、長年の夢をかなえたというのだけれど、それは、いったい…?
 「就職の内定が出たんです。特別支援学校から!」
 特別支援学校への就職は、奈美さんが希望していた通りの、まさに夢の実現。
 たとえ有名大学を出ても、就職のままならない現代、希望通りの就職ができるということは、本当に恵まれている。彼女のどこに、その秘訣があったのだろう。ぜひ知りたい。そんな気持ちで、奈美さんのストーリーを追うことにする。

Episode 02 /

奈美さんの進む道を決めた「言語聴覚士」という仕事。

6055.jpg 奈美さんは現在、名古屋駅前徒歩3分にある医療専門学校「名古屋医専」の言語聴覚学科に通う2年生。大学卒業後に「考えるところあって」同校の門を叩いた。
 言語聴覚士とは、1997年にできた、比較的新しい国家資格。一言で言うと、言語、聴覚、嚥下のリハビリテーションのスペシャリストだ。医療分野のみならず、教育や福祉などの分野での活躍も期待される職種だ。
 言語聴覚士になるには、幅広い基礎医学や専門知識、さまざまな検査法など、学ぶことは数え切れないほどある。このため、奈美さんは朝学校に行くと、授業後は学校が閉館になる夜の9時半まで、ほとんど図書室で勉強をしていると言う。先生に「いつも学校にいるね」と驚かれたというエピソードも。
 奈美さんと言語聴覚士との出会いは、大学3年時に遡る。家族が、言語聴覚士にリハビリテーションを行ってもらったことがあり、そのときに、その存在を初めて知るとともに、とても興味を覚えた。
 生まれつき、または病気の後遺症のため、言語や聴覚、嚥下に障害を持つ人々をサポートし、社会生活を送っていけるよう導く言語聴覚士の仕事。中学時代からボランティア活動に参加し、「人の役に立ちたい」と考えてきた奈美さんが、この職業にひかれたのは自然なことと言えるかも知れない。

Episode 03 /

このまま教師をめざすことへの不安。
そして自分なりの教師像の発見。

8006.jpg 実は奈美さんは、最初から言語聴覚士をめざしていたわけではない。
 「小さい頃から、『学校の先生になりたい』と思っていたんです」。
 その夢は、奈美さんが中学時代に出会った“恩師”により、目標となった。国語の女性の先生で、生徒の一人ひとりのことを理解してくれて、わかりやすく、楽しい授業をしてくれる。自分もそんな先生になれたら、と憧れた。
 やがて大学に進学。進級し、卒論の準備を始め、教師への道をまっしぐら…のはずだった。しかし、4年生になって、真剣に就職を考える頃になると、じわりと不安が押し寄せてきた。
 今から考えれば、“就活ブルー”というものだったのだろうか。教員採用試験は、狭き門だと聞く。「試験に受かるだろうか」「本当に先生になれるだろうか」という試験に対する不安から、「自分は、あの恩師のようになれるだろうか」という、自分への自信の無さへと広がった。
 そんな状態で迎えた夏の教員採用試験では、自分が納得のいく結果は得られなかった。
8020.jpg 秋を迎えると、就職の内定を受ける友人が増え、さらに不安と焦りが募った。友人に誘われるままに、商社の営業職を受けてみたり、企業の就職ガイダンスに参加したりもした。その一方で、教師の夢からも離れられない。
 「自分が本当にやりたいことは、なんだろう」と考えたとき、教育実習で特別支援学校に行ったことを思い出した。さまざまな障害を持った子どもたちに、熱意を持って接する教師たち。自分の思いを必死に教師に伝えようとする子どもたち。奈美さんは、いつも自分たちの気持ちを理解してくれた恩師を思い出した。
 「今の自分で、この子どもたちの気持ちが、本当に理解できるのだろうか。きちんと理解をするには、どうしたらいいんだろう」。
 障害を持った子どもたちを理解するには、それぞれの障害をきちんと理解しなければ、わからないのではないか。それには“教育者”という視点以外に、必要なものがあるのではないだろうか。
 奈美さんの頭に「言語聴覚士」の姿が浮かんだ。それぞれの障害を理解し、その人が持っている機能を生かし、コミュニケーションをとれるように導く。それを学べば、私も子どもたちの本当に言いたいことを、理解できるようになるかも知れない。

Episode 04 /

妥協はしない。専門性をもって教育の世界へ。

 12月。奈美さんは名古屋医専にいた。言語聴覚士という仕事の可能性について知るためだ。そこで対応してくれた言語聴覚学科教官の牧野日和先生自身、特別支援学校での勤務経験がある。
「教育者と医療者は、それぞれ違った視点があります。この両方を持つことができれば、あなたは、教育の現場にとって非常に貴重な存在になりますよ」。
 この言葉で、奈美さんは言語聴覚士の勉強をする決心を固めた。
4043.jpg 3月。名古屋医専への入学を決めた後、奈美さんは、とある私立高校から「教員をやってみないか」と声がかかる。多くの人は、ここで手っ取り早く手を打ってしまうのではないだろうか。「続けていけば、そのうちに自分がやりたいことがわかるかも」と言い訳をしながら。でも奈美さんは、そうはしなかった。
 「(どちらに行くか)迷いませんでしたか?」と聞くと、「考えましたけど…より生徒のことを理解するには、何か一つ専門性を持って教育の世界に入って行く方が、いいと思いました。どうせやるなら、自信を持って、教育に携わっていきたい」。
 やるなら中途半端ではなく、とことんまで納得してから。そんな奈美さんの性格こそが、希望通りの就職を手に入れるための第一歩だったのかも知れない。

Episode 05 /

資格と仕事、両方を手に入れて新しいステージへ出発。

5026.jpg 特別支援学校の教職員の内定が出て、卒業まであと数カ月。のんびり過ごしているのかと思いきや、現在は言語聴覚士の国家試験合格に向けて、猛勉強中。就職してからの目標を聞いてみると、「現状に満足しているだけでなく、これからは、言語聴覚士として学んだことを生かし、障害を持った子どもたちをきちんと理解するという形で、自分がそこでいかに役に立てるかを考えていかなければと思っています」。
 大学卒業と同時に、「教師になる」という夢が手に入りそうだったのに、簡単な道を選ばなかった奈美さん。もし、あのまま教師になっていたとしたら、どうだっただろう。もちろん、今頃は生徒に人気の先生になっていたかも知れない。でもきっと、途中で「私はどんな先生になりたいのか」と、迷い始めていたのではないだろうか。
先生になることを、2年だけ先延ばしにはしたけれど、それで「言語聴覚士」という一生ものの資格を手に入れ、同時に、本当にやりたい仕事を手に入れた。これは、遠回りでもない、回り道でもない、人生のステップアップ。
 彼女に会って、希望通りの就職を手にする秘訣が、わかった気がした。

COLUMN /

本当にやりがいのある職場を選び、
新しい確かな人生を手に入れる。

2019.jpg佐藤俊博
名古屋医専・就職担当

●本校では、就職希望者の就職率100%を達成しています。高齢・少子化が進む現代社会において、本校のようにチーム医療を実践できる人材が求められているからだと考えます。しかし、大切なのは、一人ひとりの学生にとって、自分が求めるステージ=職場を、きちんと見極めた就職なのかどうかです。

●学生のなかには、家族を持つ社会人経験者もいます。本人の豊かな生活設計を実現するために、私たち就職担当者は、規模だけにとらわれず、個々の求人先をよく知ったうえで、学生一人ひとりに適した指導を行っています。それが本当にやりがいのある職場だと考えるからです。

●医療は、人の一生に関わる領域です。本校で得た知識や技術は、仕事はもちろん、自分の大切な人を守る大きな力にもなる。挑戦し甲斐のある世界です。


BACK STAGE /

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●就職難、失業…。誰もが他人事ではない、大きな社会問題だ。これに、教育機関として真正面からの挑戦を果たすのが、名古屋医専だ。

●不況下でも求人が継続する「医療」分野には、資格が絶対条件。そのため同校には、万一国家試験に合格できなかった場合、学費免除で引き続き資格取得の勉学を継続できる『国家資格 合格保証制度』がある。さらに卒業時に万一就職できない場合、学費免除で就職が決定するまで勉学を継続できる『完全就職保証制度』も設け、安心のバックアップを実現している。

●特筆すべきは、夜間部があること。今の生活を維持しつつ、次への挑戦を考える者には心強い。また、臨床経験者による現場に即した教育指導体制、卒業後も転職・再就職に応える就職指導体制等々。学生に対して、「ここを最後の学びの場とし、人生をプラス転換させる教育」への強い使命感を感じる。


ACCESS /

学校法人・専門学校 名古屋医専
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