Plus用バナー5.jpgPlus用バナー5.jpg

h_top_base.jpg

小さな傷で回復も早い。
先進の低侵襲手術で、
患者のQOL向上をめざす。

リード写真.jpg

Episode 01 /

全国から医師が手術見学に訪れる。

h_001-2.jpg たとえば、重度の椎間板ヘルニアで、椎間板そのものが傷んでしまっている状態。従来は患部を大きく切開して治療していたが、はちや整形外科病院では極めて侵襲の低い手術を行っている。手術によってできる傷口は3㎝。院長の蜂谷裕道(ゆうどう)医師は、そのわずかな傷口内で、モニターを見ながら、神経根に触れることなく巧みに手を動かし、椎間板を取り出し、同種骨や人工骨のブロックを移植していく。その手術を見学するために遠方から訪れた医師は、「まるでマジックを見ているよう」と感嘆する。
 整形外科領域では手術の低侵襲化が飛躍的に進んでいるが、そのなかでも、はちや整形外科病院は、極めて難易度の高い手技を実践することで、高い評価を有する病院である。蜂谷院長の手技を学ぶために、全国各地から医師が見学に訪れ、なかには定期的に通ってくる熱心な医師もいるという。

Episode 02 /

「匠」のレベルをめざしてきた蜂谷院長。

h_002-2.jpg 蜂谷院長は「外科医である以上、匠をめざしたい」と考え、研鑽を重ねてきた。蜂谷院長の言う「匠」とはどんなレベルか。「術中に起きた計画外の事態において、瞬時に状況判断と決断ができ、その事態にふさわしい技術を瞬時に駆使できる者」だと規定する。なるほど、一人ひとり違う人間を相手にする手術では、どんなに入念に準備していても、思いがけないことが起こる。「そのときにリスクを回避できて、初めて匠と言える」と蜂谷院長は強調する。
 もう一つ、蜂谷院長がこだわるのは、患者のウォンツに応え、多様な治療法の選択肢を提示する重要性だ。「一つの病気に、いくつものアプローチがあります。患者さんがこれからどんな人生を送りたいかをじっくり聞いて、それぞれの幸せのカタチにあった選択肢を提示することをいつも心がけています」と話す。
 多様な選択肢を提示できるということは、それだけ豊富な治療手段を提供できる能力があることを示す。腕に自信があるからこそ、病院の都合ではなく、患者の希望を優先した医療の提供が実現すると言えるだろう。

Episode 03 /

匠のパフォーマンスを最大限に引き出す病院という舞台。

 蜂谷院長が手がける手術件数は、年間平均300件。休診日を除いて、ほぼ毎日メスを握っている計算だ。多忙を極める蜂谷院長が、常にパフォーマンスを発揮するには、病院の診療体制が重要な鍵を握る。はちや整形外科病院では、医師を支える看護師やコ・メディカルがそれぞれの専門性を発揮し、チーム医療のなかで各役割を全うしている。さらに、最先端の医療機器を導入することで、医療をより安全に提供できる仕組みが作られている。
h_03-2.jpg たとえば、的確な診断に欠かせない検査では、最新鋭の3ステラMRIなどの高度検査機器を導入。診療放射線技師や臨床検査技師は、機を逃さず正確な検査を実施し、医師の診断を着実にサポートしている。また、手術周辺機器も充実した内容だ。手術中にリアルタイムにX線による3次元画像を表示する術中CT装置、使用する手術器具などの位置を正確に示す術中ナビゲーションシステム、脊椎・脊髄手術において、神経の損傷を回避するために使用する脊髄モニタリング装置など。これらの手術支援システムが、低侵襲手術における緻密なテクニックの安全性を支えているのである。


Episode 04 /

医師が医師の仕事に専念できる舞台を作る。

h_004-3.jpg 患者とじっくり向き合う診察現場でも、医師の作業をできるだけ軽減する体制が整っている。独自で開発した電子カルテを活用し、外来も病棟も完全にペーパーレスの環境を完備。そのカルテ入力の業務を行うために、14名の臨床系医療秘書(メディカル・トランスクライバー)を配置している。秘書は医師の傍らにいて、診察内容を聞き取り、迅速かつ正確に入力していく。蜂谷院長をはじめとする医師らは、面倒な入力業務から解放され、医師本来の仕事に専念できるのである。
 「医療は、医師一人ではできません。有能な看護師やコ・メディカルがいるからこそ、患者さんにとって最良の医療が受けられる環境が整うのです」と蜂谷院長は語る。医師が常にベストな仕事ができる環境を、病院全体で作り出している。見えない部分であるが、それこそが、はちや整形外科病院の強みであり、大きな患者満足を生み出す秘密かもしれない。


Episode 05 /

整形外科の先端医療を実践できる
エキスパートの育成が課題。

h_05-2.jpg先端医療を積極的に導入し、医療の効率化を推し進めてきた、はちや整形外科病院。今後の課題はなによりも、「次世代の匠を育てること」だという。一人の医師が診る症例数には、やはり限度があります。1人の匠が100人の患者さんを診るよりも、100人の匠が1万人の患者さんを診る方が、患者さんにとってのメリットははるかに大きい」というのが、蜂谷院長の持論だ。
 もちろん、教育が必要なのは医師だけではない。蜂谷院長は「匠を支える有能な看護師やコ・メディカルの育成が急務」と考え、力を入れている。たとえば看護領域では、独自の〈整形外科専門看護キャリア開発制度〉を用意し、整形外科領域に特化した看護師を育てている。また、認定看護管理者を招聘し、看護教育の改革に取り組むなど、人材教育に並々ならぬ情熱を注いでいる。


Episode 06 /

日本の医療レベル向上に貢献するための
ティーチング・ホスピタル構想。


h_006-4.jpg さらに、蜂谷院長の目線は、日本の医師全体の育成に注がれる。日進月歩で進む医療のなかで、医師は日々最新技術のトレーニングを続けなくてはならない。ことに外科医の場合、本来ならばキャダバー(献体)を用いて実際の手術と同じような状況下においてトレーニングを重ねるのが理想だろう。しかし、日本では法整備などの問題があり、許可されていない。そのため、外科医のなかには、海外の施設で訓練を受けてくる者もいるという。実際、蜂谷院長も米国、オランダ、オーストラリア、韓国など、海外の施設で何回となく訓練を積んできた。最初にトレーニングを受けたとき、「なぜこれが日本でできないのか」と、愕然としたと言う。
 「今後の医療の発展をめざすうえで、日本でも早急にキャダバートレーニングセンターを作るべき」と、蜂谷院長は提言する。さらに、「病院という臨床現場とキャダバートレーニングセンターを併設した、ティーチング・ホスピタルの実現」を構想する。ティーチング・ホスピタルとは、医師たちが臨床現場で匠の技術を学び、実際に自分の手でトレーニングできる臨床教育施設のイメージだ。その活動を推進するために、平成18年、NPO法人メリジャパンも設立された。
 52床という、決して大きくはない民間病院の、はちや整形外科病院。だが、日本の医療レベル全体の底上げをめざし、いずれは医師教育の拠点となるような病院づくりを志向し、チャレンジを続けている。

COLUMN /

h_clum2.jpg

●はちや整形外科病院は、一人でも多くの患者により良い治療を提供するために、先駆的な試みを行っている。その一つが「骨バンク」の設立である。骨バンクとは、ドナーから提供された非生体骨(同種骨)を保存・提供するところ。はちや整形外科病院では、多くの患者に同種骨を安定供給できるように、早くから地域の病院と手を結び、愛知県下に東海骨バンクを組織してきた。現在、日本組織移植学会より骨バンクとしての認定を受けているのは、東海骨バンクと北里大学病院骨バンクの、わずか2施設のみだという。現在、東海骨バンクの同種骨は、ゆるんだ人工股関節を入れ直す人工股関節再置換術などに積極的に利用されている。

●患者の早期社会復帰をめざし、はちや整形外科病院ではリハビリテーションにも力を入れている。たとえば、人工関節置換術においては、手術前から理学療法士が関わり、教育と運動指導を行う「ラピッドリカバリープログラム」を導入。手術後の早期回復を強力に後押ししている。

BACK STAGE /

h_back3.jpg

●スーパードクターと呼ばれる医師の活躍を、テレビなどで見ることがある。神の手と賞賛される手技は素晴らしいが、その高度なテクニックはどのようにマスターされたのか。その多くは日本ではなく海外の施設でトレーニングを受けた賜物かもしれない。

●日本の外科医はこれまで、先輩医師の手術を見て、手ほどきを受けながら、手技を会得してきた。しかし、今日ほど手術の低侵襲化が進むと、手技はミリ単位の緻密さで、しかもモニターを通じてしか学ぶことはできない。それでは充分に訓練を積むことは当然できない。自分や家族が手術を受けるなら、誰もが熟練の医師にお願いしたいと思う。それならば、献体を用いた医療技術のトレーニングについて、私たちはもっと関心を寄せる必要があるのではないだろうか。


ACCESS /

医療法人蜂友会 はちや整形外科病院
〒464-0821 名古屋市千種区末盛通2-4
TEL 052-751-8188
FAX 052-751-8178
http://www.hachiya.or.jp/LinkIcon