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これからのより良い地域医療のために、
“思いやりの医療”を原点にした取り組みは、
将来へ引き継がれていく。

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Episode 01 /

大雄会創業時から引き継がれる“思いやりの医療”のさまざまなかたち。

270302.jpg 1924年に創業以来、“礼儀・誠実・親切”をモットーとして地域医療に取り組む総合大雄会病院。その根幹にあるのは“思いやりの医療”であると中北武男院長は語る。「身体のことで困ったら大雄会に行こう!と地域の皆さんに言っていただける存在であり続けたいと思います。地域医療の中核を担う急性期病院である私たちが、敷居の高い病院であってはいけませんからね。そのためには、病気を診るのではなく、人を診る医療であること。患者さま一人ひとりの物語を感じ取り、それに寄り添い、そして、患者さまと共同で健康を創り上げるという姿勢が大切。それを連携いただく地域の医療機関の皆さまと築きたい。もちろん、大前提には診断・検査・治療における確固たる医学的な裏付け=エビデンスが不可欠です」。
 中北院長が言う“思いやりの医療”はさまざまなかたちで表れている。例えば、患者さまとのコミュニケーションにおいて、クリニカルパスの早期導入がある。クリニカルパスとは、簡単にいえば治療工程の計画書だ。患者さまが理解、納得して治療を受けるために、地域の医療には不可欠だと考え、先進事例を持つ海外から講師を招き、徹底した職員教育のもとに導入を図った。
 また、最先端医療機器の導入においては、国産第1号レントゲン「比叡号」を全国で最初に導入したことに始まり、国内6番目の超伝導MRI導入をはじめ、CT、PET等々。さらに、研究分野では遺伝子研究等がある。
 こうしたさまざまなかたちは、地域における診療所の先生方をはじめとして、多くの医療機関との地域医療連携の推進という結果を生み出した。

Episode 02 /

少子高齢化が進むこの地域に何が必要か。
その問いかけから生まれたさまざまな取り組み。

270606.jpg さて、同院が立つ一宮市は、近年の人口動向をみると3万人増となっている。一方で、他地域と同様、高齢化と核家族化が進み、国の推進する在宅では老老介護が現状。とてもマンションなどでの介護は無理であり、地域として、高齢者をどのように支えていくのかは大きな問題である。各医療・介護施設は真剣にこの問題に取り組んでいる。
 こうした地域において、総合大雄会病院は何をするのか、何ができるのか。基本的な姿勢を中北院長に聞いた。「地域の方々を病気にさせない。もしなったとしても重篤化させない。そのための地域の核になる施設をめざしています。高度な医学的見地が必要ですが、だからこそ私たちが担うべきものと考えています」。すでに現在、院長の視線の先には、二つのテーマがあるという。一つは少子化への対応。若い人が安心して子供を産み、育てる、そして、家庭を育むことができる環境を創ることだ。もう一つは、高齢者が元気で生き甲斐を持っていること。予防という視点から、高齢者への健康維持のアプローチだ。

Episode 03 /

より良い医療を提供するために、地域の医療機関が各々の強みを
生かした連携を推進する。

270414.jpg 少子化対応と高齢化対応。総合大雄会病院がそれにしっかりと取り組むには、何が必要であろうか。中北院長は語る。「救急、がん、周産期など、今日、地域に必要な医療は解っています。ただ、そのすべてを、一つの病院で充足させることは不可能です。幸いこの地域には、救急をはじめその他の重要項目を担いうる医療機関が量的に整っていますから、その医療機関同士、各々が得意な分野を活かして強みを伸ばしていきながら、一方で互いに補完しあうことが必要です。確かに、高次医療可能な施設として、存在意義を高めるための努力を各々の施設が怠るべきではありません。270315.jpgしかし、中心となるのは常に地域の皆さんであり、患者さまであることを基礎として、地域全体のなかで検討してゆくべきであると考えます」。


Episode 04 /

地域からの期待に応えるために必要なことは、「若返りと練兵」。

270710.jpg 現在、総合大雄会病院は、地域災害拠点病院、3次救命救急センター、そして、地域医療支援病院とさまざまな医療機能を持っている。それは言葉を換えると、急性期病院として、地域から期待され、信頼される機能を整えるための努力を惜しまないことを意味する。その総合大雄会病院が、今後の地域のために考え、そして、見出した少子化対応と高齢化対応の実現には、中北院長は「若返りと練兵」が必要だと言う。
 若返りとは、“思いやりの医療”という病院の原点に、職員一人ひとり、すなわち病院を挙げて創業時の原点へ立ち戻ることをいう。その原点こそが、常に自分たちを活性化させてくれる。270404.jpgそして、それに感銘する若い人材を呼び入れる。練兵とは、そうした仲間とともに、各専門分野において、常日頃から新しい知識、技術の習得のために、外部の人とも交じって切磋琢磨していくことでもある。
 中北院長が願う「地域の人々に愛され親しまれ続ける」病院として、時代が、社会が、そしてこの地域が求める医療の実現に向けて、総合大雄会病院の新たな一歩がまた始められる。


COLUMN /

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●総合大雄会病院の「病気にさせない」「重篤化させない」という考え方は、自らの存在否定とも受け取られかねない。病院とは病気を治すところ、という常識へのアンチテーゼである。だが、同院のそれは、健康であり続けるための予防法や、健康時の健診を推奨するものだ。

●だからこそ、「最先端医療機器」も導入する。「病気が現れないときに診断するのだから、より精度の高い医療機器が必要」という考えだ。そこから早期社会復帰の可能性を高くする。

●予防・早期発見のための健診や、転倒からくる骨折予防を目的とし医学的見地から整形外科医が考案した「元気アップ体操」、食事・薬物・運動療法などの指導を行う糖尿病教室や腎臓病教室…。同院はこうした活動を通じ地域住民の健康に対する意識を高め、共に健康づくりに取り組んでいる。

BACK STAGE /

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●総合大雄会病院が愛知県知事により承認された「地域医療支援病院」とは、平成9年の第3次医療法改正において、地域の医療機関同士の連携推進対策として制度化された、医療機関の機能別区分の一つである。

●地域医療支援病院は、紹介患者に対する医療提供が基本であり、高額な医療機器や病床の提供による共同利用等を通し、地域医療の第一線となるかかりつけ医への後方支援、救急医療の提供、地域の医療人の資質向上への研修制度の確立等、いくつもの役割を担っている。

●また、都道府県に対して、地域医療支援病院としての業務報告書提出が義務化されており、都道府県はこれを公表する。

●総合大雄会病院 中北院長の「これからの地域医療では相互補完しながらの連携が必要」という考えは、正にこの地域医療支援病院の考え方と合致しているといえよう。


ACCESS /

総合大雄会病院
〒491-8551 愛知県一宮市桜一丁目9番9号
TEL 0586-72-1211(代)
http://www.daiyukai.or.jp/LinkIcon